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不意打ち。 *光汰side*
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トン……
締めた戸にもたれ掛かるようにしてそのままずるずると床に座り込む。
右手で髪をくしゃくしゃにかきむしり、ため息と共にぼそりと呟く。
「っ、…………好き、だなぁ………」
ほんの少しだけ俺の方にもたれ掛かってきた頭と控えめにすり寄ってきた華奢な身体。
数年ぶりに見る春ちゃんの油断しきった優しい笑顔。
本当に……………可愛くてしょうがない。
不意打ちだったから余裕がなくてすぐに出てきちゃったけど…大丈夫だろうか。
でも、降ろした時は自分で立ててたし……多分大丈夫、だと思う。
「つ、次は手当て……」
そう言って立ち上がり、ふらふらとした足取りでリビングに向かった。
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