アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
矯正終了です3
-
マウンテンアンダーとサイの後ろで力なく横たわる梶浦が視界に入る。
「…。」
「どうしました?」
なかなか帰らない俺にマウンテンアンダーが声を掛けた。
「俺が…」
「はい?」
「俺が後処理してもいいですか?」
「え?」
俺は何を言っているんだろう。
それを罪滅ぼしにでもするつもりなんだろうか。
俺の手の中には一番最初にマウンテンアンダーに貰った矯正屋のチラシ
。
握りしめすぎてもうグシャグシャだ
「…まぁ、構いませんが、もし途中で梶浦様が目を覚ましたらどうなさるおつもりですか?」
目を覚ましたら?
そんなのどうでもいい。
「いや。いいんです。俺にやらせてください」
俺は無意識に頭を下げた
「まぁ、そこまで仰るのなら…それではここにティッシュペーパーを置いておきますのでご自由にお使いください。それでは、お先に失礼いたします」
サイがカバンの中からデカイティッシュボックスを取り出し、床に置いた
「それでは、」
二人は一礼すると、教室から出ていった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
23 / 168