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詮索10
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俺が詮索していることがバレたらどうなるのだろうか。
きっと矯正屋という活動は大っぴらにはしていないはずだ
知っている生徒もごく一部…
口封じの為に俺もあんなことをされてしまうのか!?
「いやだ…っ」
制服に着替え終わり、店の裏口から外に出る。
大通りに出て駅まで徒歩5分。
カバンを肩に掛けたその時、
「こんにちは。」
すぐ後ろから声が聞こえた。
俺に言っているのだと直ぐに分かった
背筋が凍る感覚
嫌な予感がする
振り返りたくない…振り返りたくない…っ
「先日はどーも。」
この、冷たい声は…
俺は唾を飲み込み恐る恐る振り返った。
やっぱり…。
俺のすぐ後に立っていたのは、矯正屋のリーダー。
ブラックツリーだった。
「あ……どーも……」
仮面をつけていないブラックツリー。
顔は笑っているが目が笑っていない
「何してんの?」
ブラックツリーは1人のようだ。
ポケットに手を突っ込みうつ向く俺の顔を覗き込むようにして聞いてくる
「いや、……別に…」
うまく呼吸ができない。
足がすくんできた
「俺らの事調べてるんでしょ?」
「!?」
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