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詮索11
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ブラックツリーの言葉で身体中から一気に汗が吹き出た
「ハハ、分かりやすすぎ。」
「…。」
ブラックツリーは俺の顔を覗き込むのをやめると一歩後ろに下がった
「何が知りたい?」
「…え?」
「情報はそんなに掴めてないんでしょ?」
そう言いながらニヤニヤと笑うブラックツリー。
図星をつかれて目が泳いでしまう
その通りだ。
名前を知ることができているのはマウンテンアンダーと呼ばれている「山下良太」だけだ。
「…」
「教えてあげる」
「え?」
「佐井金之助。山下良太。で、俺が黒木仁」
「…」
「じゃあ俺帰るから。まだラーメンのお代払ってないんだー。」
ブラックツリー…いや、黒木はそう言って店の中に入っていってしまった。
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