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意識2
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今村の後ろに隠れるように移動した梶浦。
小柄だからすっぽり被さってと見えなくなってしまった
「ん?どしたの駿ちゃん」
それに気づいた今村は今まで以上に広角を上げて梶浦の頭を撫で始めた。
梶浦はやめろ、とその手を払うがその時でさえニコニコと満面の笑みを浮かべている
さすがにこいつキモいな…。
「あ、そうそうちょっと聞きたいことがあるんだけど明日の放課後空いてたりする?」
「は?」
唐突に何を言い出すんだこいつ…。
「空いてるか空いてないかだけ答えろよ」
急に広角が下がり顔を歪ませた今村。
今までこんな表情は見たことない。
思わず鳥肌がたってしまった
「…空いてるけど。」
「そっか!よかった!じゃあ行こっか駿ちゃん」
またいつものヘロヘロした表情に戻った…。
なんなんだ?今村って二重人格?
この場所は帰宅する生徒達が利用する駅前で、ざわざわと生徒達の話し声が響いている。
俺たちの会話など周りに聞こえるはずもない
完全に4人の空間になっていた。
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