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電車2
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今日の帰りは電車がすいてる。
部活帰りの生徒と時間が被っていないからだ
途中で影山と分かれ、電車に揺られる。
最寄り駅が近くなってきたその時
「ん?」
最寄り駅の2つ前の駅で、見慣れた顔が乗ってきた
梶浦だ
前も反対斜線の電車に乗っている梶浦を見かけたことがあるような気がする
私服を着て、耳にイヤホンをつけている梶浦は空いている席に座った
ちょうど俺の斜め前。
携帯をいじっていて俺がいることには気づいていないようだ
、、、こんな時間に何処に行くんだ?
梶浦は割と大きな黒いリュックを背負っている
確か梶浦は老舗和菓子屋の一人息子だったはず
家がこっちの方なのか?いや、でも私服だし…
俺は自分の鞄で顔を隠しながら梶浦を観察した
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