アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
春雷~14
-
「先週?あー雷凄かったよね。でも、その次の日の会議を相原くん欠席したんだよね?……風邪で」
「え?!………じゃあ、いつも通りだったってこと?」
「いつも通り。もしかして曜日間違えて来ちゃった?」
「いや………」
……おかしいぞ。
朝、黒瀬先輩がわざわざ来たのはなんだったんだ。
「相原くん?どうかした?」
「望月が用があって会議ずらしたんじゃなかったのか?」
「なにそれ?会議は予定通り金曜だったよ?それに、仮に望月先生が用があったとしても、先生抜きで会長が進めるから変更とかないはずだよ?ゆうちゃん一通り把握してるし……」
なんだそれ。
……仕組まれてたっつーことか。
黒瀬先輩…?
いや、黒瀬先輩がそんなことをする理由はない気がする。
だとしたら、橘かもしれない。
2人のキス現場をわざわざ目撃させて、俺が動揺するざまを見て楽しむ気だったのかもしれない。
「どうしたの?望月先生に何か言われたの?」
「いや、違う。」
「あ、もうこんな時間だ。そろそろ帰るけど……」
「あぁ、引き止めて悪かったな。」
「先週の会議のことはもう大丈夫?」
「……大丈夫、俺の勘違いだったかも。」
「じゃあ、さっき色々話したことはくれぐれもゆうちゃんには内緒でね。」
「うん、わかってる。」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
54 / 530