アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
バイト 5
-
「…これだったら、俺が行かなくても、花と楓だけで十分じゃん。」
資料を見た俺は思わずつぶやいた。
「ばかか。黎が魅狼として行くことに意味があるんだろうが。花と楓はおまけだ。」
「あー…うん。わかってる。あ、そういえば俺、総長と副総長と同じクラスで席隣になったわ。」
「あ?絶対ばれるんじゃないぞ。」
「わかってるよ。」
ばれたらどれだけ面倒くさいかも理解しているつもりだ。
今日の遼の感じを見てると十中八九合わせろと言ってくるだろう。
なんてったって、姉貴は龍王の中だけでなく、族の中でいまでも最強と謳われているのだから。
…ま、俺の方が強くなってるけどな。
--ドスッ
「…いてぇ。」
「黎が余計なことを考えているからだ。」
なんでわかったかは分からないが、考えていたことがばれたのだろう。
…殴られた…。
---
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
25 / 71