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見えなくても頭が勝手にあいつらの声で、この『 はーい』を、再生する。
くっそうぜぇ。
でもまぁ、バイト代入るし、いいか。
この魅狼という族潰しは、親父が俺を鍛えるためにつくったものだ。
普通の修行じゃ手がつけられなくなった俺を、とにかく実践にぶっ込めばいいだろうと考えた親父は、魅狼を作りあげた。
俺はその時、もっと子供を大切にするべきだと思った。
でも、おかげで退屈しない日々を送っているし、文句は言わない。
むしろ、自分の技術も上がるし一石二鳥。
さて、明日の相手が楽しみだ。
相手はどのぐらいの実力を持っているのだろう。
姉貴がつかめなかった戦力があるかもしれない。
…んなことないか。
「寝よ。」
そんなことを考えながら、俺は眠りについた。
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