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「うわっ!!」
背後からの気配に全く気が付かなかった…。
「おはようさん、楓、黎。今、魅狼って単語が聞こえたんやけど、気のせい?」
…ほらみろ。
ちなみに、俺が魅狼だということはバレてはいけない。
正体がバレると行動しづらいことが出てくるからだ。
「…みろう?遼、魅狼ってなに?」
コテン、と子首をかしげて遼を見つめる楓。
…あざとい。
「んー…、俺らの気のせいとちゃう?劉。楓たちが魅狼と知り合いやったらそれはそれで、びっくりやん。」
「だな。」
あー…、これでまた楓のテンションが上がるんだろうな。
後でこの話をされるのだろう。
遼はかっこいい、と。
「てことで、楓預かったから、劉のことよろしくな。」
…は?
「あとでね!!黎!!」
…は?
呆ける俺を置いて、楓と遼はいってしまった。
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