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龍王の倉庫に行ってみた 6
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言っちゃっていいの?
みたいな顔をしてこっちを見ている劉。
いいんだよ言って。
別に怒られるわけじゃないし。
『お前、ばれたら咲にやられるんじゃなかったか?』
「あー、うん。でもなんか様子見て来いっても言われてたからいいんじゃないかな。」
『そうか?わかった。晩御飯いらんな。』
「朝飯もいらなーい。」
『わかった。じゃ。』
よし。
任務完了だ。
「龍王のところとか言ってよかったのか?」
「大丈夫、大丈夫。過保護ってわけではないから。」
「………俺が親だったら絶対心配してる。」
「別に心配してないってわけではないんよ。とりあえず、場所だけ言っとけ。自分の身は自分で守れ。」
「…なんつー教育…。」
「どこもそんなもんじゃねぇの?」
少なくとも俺の周りの家はみんなそうだ。
楓も花も。
そんな感じの教育を受けているはずだ。
…あ、そうか。
いままで、俺の周りにはあの2人しかいなかったから、俺はほかの家のことが全く分からないんだ。
…いいや、別に苦労してないし。
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