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夢を見る事なく、再び起きた時にはもう朝の9時になっていた。
なんか、すげぇーよく寝た。
つーか寝過ぎだな。
ベッドから起き上がり、目覚めの一服。
はぁー。
今日は昼からバイトか。
面倒せぇー。
煙草の灰を灰皿へ落としながらスマホを覗く。
すると、いくつかラインがきていた。
バイト仲間で学部も同じヤツからバイトのシフトを代わって欲しいというものと、光から昨日のオカメインコが可愛いというもの。
そして星から。
アンタ、人に写真よこせっていっといて。
なんなんですか?とりあえず、桜の写真。
前の2つはどうでもいいが、星のはヤバい。
俺昨日、写真見るだけ見て返事返してねぇー。
でも、部屋の中から撮ったのだろう。
昨日の真っ暗な写真とは違い、暖かみのある朝の陽射しに照らされた桜の写真が送られてきていた。
怒りながらも、朝からわざわざ写真撮ってくれたんだな。
変な夢は見るわ、せっかく送ってもらったラインに既読のまま返事返さねぇーわ、何やってんだ俺。
こりゃ怒られても無理ねぇーか。
でも拒否権はないといっておいたが、こんなにも素直に従ってくれるって。
………可愛いヤツ。
この写真、待ち受けにしよ。
なんか朝からすげぇー幸せな気分だ。
幸せ……か。
ただなんとなく毎日を過ごしていた俺が幸せって。
普段なら桜の写真見ただけで、こんな事思わねぇーハズなんだけど。
普段の俺と何が違う。
昨日アイツと会った瞬間から……。
なーんて考え過ぎか。
星にはなんて返事すっかなぁー。
あ、そうだ。
良い事思いついた。
ハムエッグ食いたい。
今日の朝飯はハムエッグで決まりだな。
バイトまで時間あるし、今日はよく行くカフェでモーニング食ってからバイト行こ。
俺は身支度を整えると、家を出た。
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