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シャワーを浴び終え、寝巻きに着替えた俺が部屋に戻ると、星はソファーにもたれかかりクッションを抱き締めて眠っていた。
クッソ可愛い。
丸まって寝る仔猫みてぇーだな。
「………星?」
声をかけ、そっと前髪に触れる。
前髪で隠れていたおデコにキスをしてみるが、星はすやすやと眠っているままだった。
眠っている星をゆっくりと抱きかかえて、ベッドへと移動させてやる。小さくて軽い星は、簡単に持ち上げる事が出来た。
本当に仔猫だな。
甲斐甲斐しく世話を焼きたくなってしまう。
俺はしばらくの間、ベッドに腰掛け寝顔を眺めていた。
煙草を咥えて火を点けて。
明日の朝は何を作ってやろうかと考える。
コイツに朝は、ご飯派かパン派か聞くの忘れたな。
俺は基本的に朝はパンなんだが。
コイツが起きてから聞いて作ってもいいか。
俺のベッドなんだけどなぁ。
なんかすげぇー幸せそうに寝てるし。
コイツになら譲ってやってもいいか。
俺の部屋にいるのも、ベッドで寝てんのも。
なんでコイツならいいって思えんだ……。
モヤっとした感情を誤魔化す様に。
星の頬をツンツンとつついてみる。
あ、頬っぺた柔らけぇー。
てか俺、昨日コイツとキスしてたんだな。
小さい唇にそっと触れてみる。
俺はその唇に触れるだけのキスを落とす。
「…………んっ」
あ、ヤバ。
起こしたか?
てか、俺がヤバいな。
こんな無防備な寝顔みせられて。
襲わない男が何処にいるってんだよ………。
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