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7-1 (星side)
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………ん。
朝?
「あぁ、起きた?おはよ……」
「……おはようございます」
白石さんは俺より早く起きていた。
ソファーに座って煙草を吸っていたけど、ベッドから起き上がるオレを見てぽんぽんと頭を撫でてくれた。
「ん………」
白石さんの匂い。
ブルーベリーの煙草の匂い。
でも本当は。
煙草の匂いだけじゃない事に気がついたんだ。
昨日、白石さんといっぱいエッチな事した時。
白石さんはお風呂上がりで、煙草を吸ってなかったのに。ブルーベリーとは違う、とっても甘くていい匂いがした。
フェロモンってやつなのかな?
「……お望み通りサンドウィッチ作ってやったから、許して……星」
白石さんは耳元でそう言うと、オレにふわりと笑いかける。オレはその優しい笑顔につられて微笑んだ。
「許してあげます……」
「サンキュー」
「っ……」
オレのおデコにキスを落とすと、白石さんはソファーに戻り煙草を咥える。
ソファーには昨日びしょ濡れだった服が、洗濯され綺麗に畳まれていて。テーブルの上にはカフェオレと美味しそうなサンドウィッチが出来上がっていた。
「白石さんって本当すごいっ!」
オレは思った事が声に出ていた。
白石さんが作ってくれたサンドウィッチは、とっても美味しくて。甘いカフェオレはオレの体にゆっくりと沁み渡っていった。
オレの隣でコーヒーを飲んでいる、白石さんの髪にそっと触れてみた。やっぱりふわふわな白石さんの髪。
「気持ちいい………」
「俺の髪なら、お前は自分から触れてくんだな」
「んっ……」
クスリと笑って白石さんはそう言うと、オレの唇にキスをしてぐっと力強く抱き締めてくれる。
なんで、こんなに幸せって思うんだろう。
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