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見つけた③
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何でこんな所に池なんてあるんだ…??
そう思いながら、おそるおそる近づいて池を見てみると、さっきの綺麗な満月が反射して池の水に、とても綺麗で神秘的に映っていた。
「綺麗だ………。」
思わずため息のように声が出た。ずっと見ていられるような気がした……。もっとよく見ようと竹やぶの中を進んでいった。
ん………?なんかいるな………?
そう思って、よく見たら池の近くで人が倒れていた。
「…!?ひっ………!?な、なんだ…!?
人が倒れてる………!!!!」
驚きゾッとしながらも、ゆっくりと倒れている人に近づいていった。
暗いため顔が全然見えない。
しかし、月の光がその人を照らすと、白い髪の毛がキラキラと光っていて、これまた息を呑むような美しさだった。
無意識に そっと、手を伸ばし声をかける。
「だっ…大丈夫…ですか……?こんな所で寝ていたら風邪をひきますよ…??」
声をかけてもピクリともしない。……死んでないよな…?
耳をとぎすませると、スースーと寝息が聞こえてきて、生きていると安堵した。
とりあえず、起こそうと思い体を少し強く揺らすが、全く起きない……。
見てみると、身につけている物は見たところ布1枚だけで寒そうにカタカタと震えていた。
体も冷たくて、冷えきっていた。
「このままじゃ危ない…救急車 呼ぶか……?」
そう思い携帯を見たが何故か県外になっていた。
「くっそ…こんな時につかえねーな…」
しょうがないので、このどこの誰だか分からない寝坊助を担いで家まで行くことにした。
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