劣情ごっこ～表紙について～
※会話文のみ
※折原くん＆佐保

「なに携帯見ながらニヤニヤしてんだきめえ」
「んふふ～、折原くんによく似た子が出る小説見つけちゃってさ～。ほら、この表紙の子」
「どこが似てんだよ。にしても画質わりーな」
「時間がなくてシャーペンで書いたやつをそのまま携帯で撮ったんだって。これが自給自足の限界なんだって」
「……？　ふーん」
「それにしても、おれの折原くんに触るなんて！　このムッツリした手！　どう見ても西永くんじゃない！」
「だから似てねーっつってんだろ」
「だとすると、こっちの手がおれなのかな？　いや、おれだったら間違いなくもっと下を目指すね――こんな風に」
「っあ、バカっ、やめろ！」
「ふふ、かーわい。やっぱり現実の折原くんがいちばんだよねえ～」
「……っ、くそったれ」


end.

せっかくスペースがあるので、作品の裏話というかおまけを書きこもうと思います。完全なる私のお遊びです。

劣情ごっこ～西永と佐保に質問してみた～
※会話文のみ
※西永が吹っ切れてます
※それでもいい方はどうぞ

ツッコミ役：折原くん

Ｑ．特に好きな折原くんの部位はどこですか。

「まず質問の内容がおかしいだろうが」
「おれはね～、やっぱり太ももかなあ！」
「シネ」
「俺は――」
「ちょっと待て西永、その先は口にするなよ、絶対口に……」
「脇」
「…………」
「西永くんってばただの変態さんだったんだね。うわあ、ドン引き！」
「お前よりはマシだろう」
「…………」
「あれ、折原くんが白目剥いちゃってる」
「部屋まで運ぶか」
「ちょっと～、どさくさに紛れて脇と太もも触んないでくれる～」
「太ももはお前にくれてやろう」
「仕方ないから折原くんには黙っててあげるよ」


end.