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    メッセージ

  • しずく
    21年9月29日
    我が家から見える山々。
    連なる頂を白い雲が隠す朝。
    太陽がその向こう側から昇り、
    重厚感のある雲が、透け始めた。
    窓を開け、冷たい空気と秋の匂いで深呼吸。
    まだ顔を出せない太陽が、それでも光を放っている。
    雲は暖かい色味を通し、まばらな濃さだ。
    オパール、のような複雑な
    赤みがかった稜線が、起きたばかりの体を震わせた。

    静かに階段を降り、朝ごはんの支度。
    「お母さん! 山も雲も めっちゃ綺麗か!」
    二階で、家族で唯一感動する次女に、子育て間違って無かったな、と再確認させられた。

    似ている景色に出会っても、それはいつも新鮮で異なっている自然に感謝。

    自然に感謝、などと、私ももれなく老いてきた訳だ。
    九月、終わるのね。早いね。うん。