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「全く、この俺に片付けをさせるとはけしからん後輩だな」
気持よさそうに眠っているセシルを起こすことができず、汚したバスルームを一人綺麗にし、カミュが部屋に戻ってきた。
変わらずすやすやと眠り続けるセシルを横目に、ため息をしながらベッドに近づいていった。
「人の気も知らずに、呑気な奴だ…」
ふと、セシルの綺麗な寝顔を見て、カミュは思わず頬に触れた。
「愛…か。
まさかこの俺がこんな年下の男に翻弄されるとはな…」
月夜に照らされた黒髪は艶々と輝いていて、
その光に誘われるように彼の黒い髪に触れ、2回、3回と、頭を撫でながら、小さな声で囁いた。
「セシル。」
呼んでも反応がないセシルの頬に、そっとキスをした。
「…愛している…。」
End
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