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休み明けの自己紹介にしおりをはさみました!
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休み明けの自己紹介
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「雄大君、本社から新しく来た野上乃々(のがみ のの)さん。」
「よろしくお願いします〜☆」
頭を下げた時、襟ぐりの開いたTシャツから胸元がくっきり見えて、雄大は慌てて頭を下げた。
「よ、よろしくお願いします!」
「じゃあ、今日もよろしくお願いします。」
「お願いしますぅ〜☆」
「お願いします…」
雄大は朝から疲れたような顔をした店長に首を傾げた。
「椿さんって、22歳なんですってね?」
検品をしていた雄大の横に野上が膝を折った。
ショートパンツをはいた野上の白い太ももが目に入り、雄大は急いで目を逸らした。
「はい。そうですが…」
「私と同じ歳ですね〜☆見えない〜☆」
「(仕事してほしいな〜)そうですか?」
「今日来た時、なんか凄い年下の人がいるって思ったら、椿さんだったんで、めっちゃ驚きましたぁ☆」
「あぁ…そう…。」
雄大は野上に目を向けないように検品を続けた。
(なんかこの人、違うな〜。大学生の西川ちゃんの方がしっかりしてる感じ。。)
オレンジのショートパンツに白色のよくわからない柄のTシャツ。
そこから伸びる手足はムッチリとした男子なら目を奪われるような出で立ちに丸顔のぱっちりした目。
(▷▷マガジンの表紙とかにいそう。)
「本当に高校生かと思いました。西川さんや上村君より年下なんて信じられない〜☆」
雄大はびくっとしそうになった。
「あぁ、そっか。昨日、2人とも出勤だったから。」
動揺を悟られないように雄大は慎重に商品を段ボールから取り出した。
「ねぇ、ねぇ。椿さん、上村君の事、よく知ってます?」
にじり寄ってきた野上に雄大は身をすくめた。
「はぁ?」
「なんか付き合ってる人とか?」
「えっ?」
「ここでモテたりします?誰かに手紙もらったりとか?」
更に近づこうとしてきたので、雄大は立ち上がった。
「僕は知らない。話したりしないし。」
「えっ〜?でも西川さんが椿さんの方が仲いいって言ってましたよ〜?2人でバックヤードから出て来なかったって。」
(あの時のキス…)
雄大は赤くなる顔を隠すように口元に手を当てた。
「い、1回だけ、裏で、しっ、仕事してただけだよ!僕、店長の手伝いしてくるから、ここお願いします。」
(何で思い出させるんだよ!)
雄大はまだ覚えている唇の感触に頭をかいた。
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