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2人会話にしおりをはさみました!
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2人会話
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「ゆーちゃん、辞めるって本当?」
「あっ、お疲れ様です。そうみたいです…西川さん、誰から聞きました?」
「さっき!店長から!今日、ゆーちゃんは?」
「今日はお休みです。」
「牟田さんはいつ聞いたの?」
「昨日です。…聞いたっていうか、店長と話してるのを聞いちゃって…んで、今日の朝礼の時も少し店長が触れて…まぁ、店長は辞めさせたくないからとかなんとか言ってましたが、あんなにボロボロの椿さんを引き止めるのはどうかと…」
「…何かあったのかしら….?」
「最近の椿さん、目を腫らして職場来たり、一度なんて顔に怪我してた時もありましたから…」
「あったね…喧嘩とかするタイプじゃないよね?大体、ゆーちゃんのあの顔を殴れる人いないわよね。」
「そう言えば野上さんが、上村くんも怪我してたって言ってましたから…私はわかんなかったんですけど。」
「野上さん、ちょっとストーカーっぽいところあるくない?めざといってか、事あるごとに上村君にとか言ってるもん!」
「はぁ?まぁ、上村君の出勤の日は香水とかつけてますもん。」
「わかる!あの甘ったるいのね!!」
「あのバニラ系の香り嗅ぐとケーキ食べたくなるんですよねー。あー、お腹すいた。。」
「そう言えば期間限定でロールケーキの店がある1階に出てたわよ。」
「あっ!私、今日昼休み行ったら昼の分は売り切れてましたよ!」
「夕方のは分はさっきやってたわよ。」
「きぃーーー!もう無いですよね?この時間じゃあ…」
「まぁ、仕事中だし………って話が違う方向に行ったわ。上村君はゆーちゃんが辞めるの知ってるの?」
「あぁ…ケーキ…1本食い…」
「牟田さん!?」
「あぁ!多分まだ知らないですよ!しばらく学祭やらとかで休んでますから!」
「上村君が原因なら、上村君に問い詰めなきゃ!私、連絡しとく!」
「それならさっき野上さんが連絡してましたよ。明日から私どうやって売場回せばいいんだろうって、上村君に相談するって。」
「どうしたらって!(怒)あんた、仕事してないし!基本、発注も売場明けも店長とゆーちゃんがやってたし!」
「椿さんの売場の補助は私ですしね。」
「腹立つ女だわ!あんたより、私の方が上村君と年も近いし、学生同士だし!」
「西川さん、上村君狙いですか?」
「ち、違うわよ!まぁ、上村君は顔もいいし、仕事もできるけど、所詮社会人とは違うわよ!私の狙いはあのよく来る加藤さんよ。」
「加藤?あぁ、よく椿さんと喋ってる背の高いスーツの人?」
「そっ!まぁ、メールは全然続かなかったんだけと…あれくらいの高いスペックの人なら倍率高いし…」
「そういえば最近見てませんね?あんなにマメに来てたのに。」
「……メールしてみようかな?」
「メール…ですか?」
「ほら!ゆーちゃんと仲良いから、なんか聞いてないかなーと思って!あと…ちょっと会えないかなって…」
「あの人、高い焼肉屋とかに連れてってくれそうですよね。」
「牟田さんは連れて行かないわよ!?」
「間違えました!高い鮨屋です!」
「わかったわよ!ゆーちゃんの事聞くだけにする!まぁ、メールできるきっかけにはなるし…」
「私としても椿さんが辞められると、いつも御相伴頂いてるパンの残りとか頂き物のお菓子を貰ったり出来なくなるので辞めてほしくないです。あと、細い所の売場整理とか。」
「牟田さんらしい…とにかく!加藤さんにはそれとなく聞いておく!だってゆーちゃんいないとこの店回らないよ!」
「ですよね!ところで西川さん。」
「ん?なに?」
「ロールケーキ、買ってきていいですか?」
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