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言っちゃったよ!!
一番言いたくない人だったけど、言っちゃったよ!!
雄大は布団の中で息を潜めた。
もう別れたんだから関係ないさ!と言えない自分がいる。
なんで言っちゃたんだろう!と後悔で泣きそうになる自分がいる。
まだ嫌われたくない自分がいる。。
しばらく部屋がシーンとしていた。
(もしかして…帰った…?)
雄大はゴソゴソと布団から、少し腫れたような気がする顔を出した。
「!?」
顔を出すとその先には、雄大の捨てられない学習机の椅子に座り、神妙な顔でタブレットを見る成康がいた。
「うーん。。」
「あの…。」
あまりにも難しい顔をしていたので、雄大はつい声を掛けた。
「あっ、雄大君。もしかして…相手の子は君の中に出した?」
スーツ着て、タブレット持って、デキる会社員のオーラしかない成康から出てきた言葉に雄大は目をパチパチさせた。
「…出した?」
「つまり中出しされた?」
雄大は言葉を失い、固まった。
しかし成康が真剣な顔で「大事なことだよ。」と言われたので、雄大はしどろもどろに答えた。
「….多分….はい。。」
「そうか、、やっぱり……」
成康はウンウンと頷いて、タブレットを見ていた。
(何で…そんな事…)
雄大はカァッと顔が熱くなった。
(僕はそんなつもりじゃなかったって言わなきゃ!)
雄大はバッと布団から上半身を起こした。
「僕は!」
「雄大君、ほら!やっぱりそれが原因だよ。」
「…はい?」
成康はタタッとベッドの脇に座った。
「ほら中出しされてそのままにしておくと、消化器症状が起こるって書いてる。プロスタグランジンっていう成分が入ってて、痛くなるって。」
「うっ…」
その成分の話だけで、またお腹が痛くなったような気がした。
成康は真剣な顔でタブレットをスクロールしていく。
「うーん、、中出しされた後はちゃんと掻き出さないといけなかったみたい。」
「…か、掻き出す?」
雄大は布団を握りしめた。
「うん。中の精液を掻き出さなかったから、お腹壊したんだよ。」
成康と目が合う。
1、2、3秒…
「えっ?まさか…」
「掻き出さないと細菌が入ったままだから。」
「無理無理無理無理!!掻き出すなんて…無理です!」
「そう…じゃあ病院行かなくちゃ…」
心配そうに眉を歪める成康に雄大は思いっきり頭を振って、抵抗した。
「だってもう2日経ってるし、その間にトイレ沢山行ったから、もう出てるはずだよ!」
「あっ、そっか。。じゃあ、洗浄しすればいいのかな?」
(えっーーー!?)
再びタブレットを操作し出した成康の腕に雄大は飛びついた。
「もういいですよ!大丈夫ですから!良くなった気がします!」
雄大の必死の抵抗に成康もようやくタブレットから顔を上げた。
「…わかった。」
(よ、よかった…のかよくなかったのか…)
座ってる体勢は尻の方が痛み、雄大はもぞもぞと動いた。
成康はそれに気づいたように下に目を向けた。
「でもお尻の穴は痛いんだよね?そこは軟膏塗っておかなきゃ、痔になっちゃうよ。」
「えっ??」
「救急箱とかある?」
「…1階の台所…」
成康は軽くベッドから降り、トトトトッと部屋を出て行った。
(痔?)
取り残された雄大は置かれたタブレットにそっとタッチした。
「!?」
「オ○ナイ○があった。これをとりあえず塗っとこう。」
3分も経たずに戻ってきた成康の手には、軟膏と消毒液が握られていた。
「いや!ムリムリムリです!」
雄大は布団を引っ張り、自分の身体を隠した。
「……お尻の穴はちゃんと軟膏塗らないと治らないよ?ひどくなったら、手術だよ。」
「手術!?ホントですか?」
成康に重々に首を縦に振られて、雄大は唇を噛んだ。
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