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18歳以上ですか?
7にしおりをはさみました!
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7
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視線の先にいる一谷先輩。
この人は僕たちとは1つ上の2年で、容姿端麗、スポーツ万能、成績優秀。
まさに何でも出来る人で、そんな人を女の子たちが放っておくわけもなく、他校にファンクラブが出来るほどモテる。
勿論、彼はαで。
近づくことは無いと思うが、彼を見ると無意識に肩に力が入る。
しかし、男の僕が興味あるわけでもなく、一緒に居る友人も好きなタイプが違うらしい。
いつもの光景だし、何も気にせずまた校舎に向かって歩く。
「何か、久しぶりに一谷先輩の登校だからいつにも増して取り巻きが凄いね。」
「うん…」
「幸、あんた引いてるじゃんw」
「だって、みんな凄い勢いだし。」
会話を交わしながら下駄箱に着いて、靴を履き替えようとしたその時。
地響きのような音が校舎の上の階からしてきた。
「へ!?何!?」
「ちょっ!!幸っ!危ない!!」
次の瞬間、僕は凄い勢いの何かに突撃されて、その凄い勢いの群れに巻き込まれていた。
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