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18歳以上ですか?
15にしおりをはさみました!
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15
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「ったく。学校は寝る場所じゃねぇぞ。」
「はいはい。」
全く懲りた様子のない一谷先輩に溜め息をつきつつ、先生は僕の方に向き直った。
「んで、白河は…朝のブラウスか。」
「あ、はい!」
思わず一谷先輩を見つめていた僕は、慌てて先生の方を見た。
「一応、洗濯機で洗ったんだけどな。しっかりとは取れなかったわ。」
「あ、いえ。大丈夫です!わざわざありがとうございます。」
備え付けの洗濯機で洗ったらしく、丁寧に干してあった僕のブラウスを畳んで渡してくれた。
「にしても、朝は急いでて聞けなかったが、その膝もだしお前何やって怪我したんだ?」
「そ、それはっ…」
僕はどう答えるか返答に困って口を閉じる。
別に言えないことはないけど、一谷先輩の目の前でそれを言うのはちょっと気が引けた。
思わずちらっと、欠伸をしている先輩の方を見たら、バッチリ目があってしまった。
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