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18歳以上ですか?
44にしおりをはさみました!
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44
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「先輩っ…!!いやっ…おろ、して……!」
ヒートの影響で力が思うように入らないけれど、僕は足をバタつかせて精一杯抵抗する。
嫌だ。
これ以上、一谷先輩の迷惑になるのは嫌だ。
だけど、僕の力が先輩の力に勝てる筈もなくて。
そのまま、寝室のベッドまで連れていかれた。
タオルに包まれている僕をそっとベッドの上におろして、僕の顔を先輩はじっと無表情で見つめる。
僕は先輩の反応への恐怖と、うしろめたさから視線が自然と下がってしまう。
「はぁー……」
深い溜め息だった。
朦朧としてくる意識の中で、それがやけに大きく聞こえて。
身体が熱い。
フェロモンはとっくに制御なんて出来てない。
そのせいなのか何故なのか。
僕はぼろぼろと涙を流していた。
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