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少しの幸せ、少しの不幸にしおりをはさみました!
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少しの幸せ、少しの不幸
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今思えば懐かしい。
全ては、純を拾ったことから始まった。
平凡が好きで、特別幸せも望まない俺。
そんな俺に待っていた、平凡じゃない出来事。
最低だと思っていた純の兄貴、翔のことだって、ほんとうのことを知ったら、最低なんかじゃない。
ただ弟思いなんだって気付いただけだった。
俺にはよくわからないけど、家族愛ってきっとあぁいうことを言うんだろうな。
咲人くんも、一葉だってそうだ。
あんなに幼いのに、正論を述べて俺にいろんなことを気付かせてくれた咲人くん。
俺の相談にのって、支えてくれた一葉。
そして何よりも俺には純がいた。
小さな幸せが毎日少しずつ重なると、すごく大きな幸せに変わる。
だから俺は、少しの幸せと少しの不幸が
好きだと心から言える。
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