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クリスマス4にしおりをはさみました!
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クリスマス4
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温和?幻聴かと思った。
でも温和だった。ずっと、会いたかった温和の胸の中にいる。
すっごく嬉しくて、涙が止まらなかった。
でも、温和は俺の手を引くと、俺を車に乗せ、何も言わずマンションに向かって行く。
温和…怒ってる。
仕事で疲れているのに…
何も言わず、勝手に押し掛けて…
やっぱり迷惑だったよな。
俺はずっと俯いて、温和の顔が見れなかった。
マンションに着く。
ちゃんと謝らなきゃ…
俺が意を決して、言おうとすると、それまでバタバタと動いていた温和に浴室に押し込まれた。
「ちゃんと温まるまで、出てくるな !」
そう言って、出て行ってしまう。
温和、やっぱり怒ってる…
どうしよう。俺、嫌われたかもしれない。
どうして、我慢出来なかったんだろう。
温和からの連絡を待っていれば良かった…
「うっ…ひっく…はるかぁ…」
涙は溢れて止まらなくて、それを隠すようにバシャッバシャッと顔を濡らした…
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