アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
してほしい1(R15)…日影にしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
してほしい1(R15)…日影
-
R15
季節は寒い冬だった。
いつもより寒いから普段登下校時以外使用しないマフラーを二人して巻いていた。
テストで部活が中止だからだ。
ウォーミングアップもなければバレーボールの持ち出しもできない。
ボールに触れるのは家から持ってきた自分のバレーボール。
「バレーしたい」
「おう」
そして現在、放課後。
体育館の前で入りたいと体育館の扉を見つめ続けている。
勿論見つめたからと言って入れるわけがないし、無理やり入るつもりもない。
ただ立っているだけなのだ。
「どうする?」
「いつもの所で自主練しかないだろ」
「うん」
そんなやり取りをしてコソコソと部室へ向かう。
あれ、そういえば部室開いてんの?
「日向、部室の鍵…」
「忘れ物したって言って借りた!」
ナイス、これだけは素直に褒めてやろう。
日向の言葉にうん、と一つ頷いて部室に入る。
「着替えたらすぐ返し行くから!ジャージの上に制服着ろよ」
「命令すんな」
二人で自然と背を向けて着替え始める。
別に全部脱ぐってワケじゃないのに、自然とそうなる。
「なあ影山」
「ん?」
唐突に声をかけられ後ろを振り向く。
するとそこには同じようにこちらを向いている上半身裸の日向がいた。
「さみー」
「…なんで半裸なんだよ、寒いなら服着…!?」
一気に日向との距離が縮まって、あ、これやばいと気づいた時には既に遅く目の前が日向いっぱい。
その背景はあまり見慣れない天井だった。
視界だけで自分の状況を確認だなんて、って思うだろうけど、日向は優しいのだ。
いやこれは惚気とかじゃなくて…。
背中にちゃんと腕が回されていて、優しく押し倒し…じゃない!!
「おい日向、バレーどーすんだよ」
少しキレ気味で言う。
鍵も返さなきゃいけねーのに、何盛ってんだか。
「一回ヤってから、返し行こ」
何かを企んでいるような表情で日向は笑い、キスをしてくる。
もう、責任とれよ…。
俺は日向のキスには弱いんだ。
next→
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
15 / 24