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告白する前に、まさかの切り出しなのデス…。にしおりをはさみました!
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告白する前に、まさかの切り出しなのデス…。
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「博士、お話があるのですが…」
朝から大変な騒ぎであった為、今日の狼の観察と研究などは休みになっていた。
なので珍しくゆっくり過ごすシュタインだが、それでも狼バカと自ら名乗る通り、何やらパソコン画面とにらめっこしていた。
「!! どうしたんだね?…まぁ、私も君に話したい事があるから呼ぶ前に来てくれて良かったよ」
改まった様子を見せる悠希に、シュタインは快くソファを勧めてくれた。
それどころか、逆に笑顔が眩しい。
「あぁ、君に頼まれた通りに新聞社などのしゅざいは断っておいたからね。あとは、お役人がどうとでもしてくれるさ」
それを聞いて、悠希は安堵の息を吐いた。
日本の家族にも連絡は入れておいた。
大いに怒られ無事だった事を喜ばれ、如何に自分が大切に思われていたかを実感したのだった。
そんな風に自分を大切にしてくれているはずの伴侶は、本当に一体どうしたのだろうか?
今夜は戻ってきてくれているといいのだが…。
「あの…博士、その、」
いざ腹部の違和感を訴えようとしたのだが、小声で言い淀んでいるうちに、まさかのシュタインからとんでも発言をされてしまう。
「ちょっと聞くんだけど、君さ~。もしかして、特殊性癖なの?」
…は?
言われた意味が一瞬分からずポケッとしてしまう。
今、なんて言いましたか?
「特殊性へ…え、いや、あの?」
「それとも狼愛が溢れて溢れちゃった感じかな?」
そう言いながら、シュタインが不思議そうな顔を見せる。
「まぁ、私も狼バカと言われる位の人間だから。今までも大抵の事はしてきたよ?」
シュタインは目を閉じた。
どうやら走馬燈の様に、自分の栄光の過去を思い出しているのだろう。
しかし次には顔を上げて、悠希の目を真っ直ぐに見た。
「君。昨日の夜、ハンターと交尾してたよね?」
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