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18歳以上ですか?
賭けの裏側でにしおりをはさみました!
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- しおりがはさまれています
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賭けの裏側で
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(ふー昼メシか)
購買で買ったパンを片手に
屋上に上がる階段を通り過ぎようと
踊り場を曲がった辺りで岡本の達の
声が聞こえてきた。
大方、近くのトイレかなんかで
ダベってるんだろう。
「まさか、ガキが出てるくとはな、
面白すぎだろ。これは見ものだぜ」
「相変わらず桐江って
その場の雰囲気に弱ぇよなぁ。
押し切られると断れないタイプ?あれだな」
「まぁイイんじゃね?これで暫く
女と遊ぶ暇当分無いだろうよ」
「鈴木~お前、桐江に彼女取られたの
根に持ってない?
いくらアイツでも無理だろ、
少し可哀想だよ」
「関係ねーよ」
「それにさ、相手がアレじゃ
約束無視する可能性ないか?
そもそも桐江に受ける義理ないからさ」
「あー多分出来ないと思うなぁ。
そういう性格じゃん、変なトコ真面目。
取り敢えず何もせず、
とはならないと思う、俺的に」
石川がしみじみした感じで言う言葉に
見透かされてる気がしてドキリとした。
「言われたら確かに、ぽいな。
じゃ、忙しい桐江君に変わって俺達が
その間は女子高生の相手しますか。
と、いうことで
どっちにしろ俺達に損は無くね?」
「違いない」
と、一斉に笑い声。
―――聞こえてるよ、全部。
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