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事ノ始マリにしおりをはさみました!
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事ノ始マリ
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彼女と付き合い始めて、7ヶ月。
お互いに色々と分かりあって、幸せな生活を送っていた。
しかし、悲劇は唐突にやってくるものなんだ。
〜♪〜♪
スマートフォンが鳴り響く。
画面には鈴香の文字があった。
鈴香?
声を出すことが出来ないはずなのに、電話をしてくるなんてありえなかった。
酷く、胸騒ぎがした。
「...もしもし」
-ドクン...ドクン...-
心臓の音が酷くうるさい。
「桜場 陽くんかな...?私は鈴香の父親だ。今すぐ双葉病院に来られるか...?」
-ドクドクドクドク-
うるさいうるさいうるさい...。
「鈴香が...交通事故にあったんだ。」
-ドクン-
……りん…か………
呼吸が上手くできなかった。
肺に空気が入ってこない。
なんで鈴香が...
どうして...
兎も角、一刻も早く...鈴香の元へ。
僕は体すべての力を使って、双葉病院へと急いだ。
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