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13.夜の海。にしおりをはさみました!
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13.夜の海。
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「中村~、開けて」
「友希!」
このフロアは一般人立ち入り禁止なんやけどスタッフさんに言うて友希だけは階段から入れるようにして貰った。まだかまだかと部屋をうろうろしてたら、インターホンがピンポーンってすっごいいい音で鳴って(きっと僕にだけやろうけど)友希の声が続いた。
ばたばたとドアを開けたら、Tシャツに七部丈のパンツ、お花のついたサンダルを履いた友希が現れた。あれ?なんかいつもよりも色が大人しい。
「友希、なんかいつもとイメージ違う」
「やって、中村連れてこんなリゾート地歩くんやで?俺のカッコで必要以上に目立ったらあかんやろ」
「そうなんや」
ほんまに友希はいっつもちゃんと考えてる。僕の想像もせんことをいつも考えてる。僕は寧ろ、可愛すぎて友希が連れてかれんか心配なんやけどね、いつも。
友希の気遣いに合わせて僕も地味な服に着替えて、部屋を出た。仕事行くときみたいにホテルの裏から出て、ホテルから見える海に行く。
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