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18歳以上ですか?
2にしおりをはさみました!
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「本日のスケジュールは…16時20分より金子様との立食、18時より藤堂邸にてパーティが御座います。パーティについてですが、舞踏会も開くようで参加して頂きたいとの事でした。」
「立食は参加するが藤堂のパーティは途中で帰ると伝えておいてくれ。恐らく身体が持たないだろう。」
「畏まりました。16時に出発致しますのでそれまでお時間が御座います。ごゆっくりなさって下さい。」
健人が優しく微笑むと俺も釣られて微笑みそうになる。
不意打ちで笑うものだから心臓に悪い。
「忍様。お顔が赤いようですが…失礼致します。」
シュルっと素早く手袋を外すと、すかさず俺の額に手を当て熱を測ってきた。
「おいっ、勝手にやめろっ!」
クッソ、コイツ手冷たい…気持ちいい…
「その様なお顔でやめろと言われましても…歯止め効かなくなりますので……。それにしても忍様。随分熱があるようですね。」
熱?んなもんあるわけない…
「っ……」
あ、やばい…目の前がグルグル回って気持ち悪い…
「っよっと…だから先程言ったでしょう。お熱があると。ベットへお連れしますので大人しくして下さいね。」
「っ…は…ぁ…悪い…」
「本日の立食,パーティは此方からキャンセルしておきますので、安静に。」
何年ぶりだ…熱が出たのは。
確か……
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