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18歳以上ですか?
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「……様。…の…ぶ様。……忍様!!」
「んっ…あ…あぁ、健人か…」
「魘されていたので…大丈夫ですか?」
またあの記憶が蘇る…。
時々夢に出てくる…
「あ、あぁ…大丈…夫…。」
「はいはい、大丈夫では無いでしょう。何故泣いているのですか。」
困った様に笑いながら目尻に唇を落とし涙を吸い取る。
「……。何も無いから。健人。お前も休んでいいぞ。」
自分でも大丈夫じゃないって事くらい分かってる。
手も震えてカタカタ歯を鳴らして顔も真っ青なのは自分でも分かってる。
けど…ここでまた健人を頼れば傷つける…
「ハァ…全く……。」
「……。」
健人はベットの側から離れたと思えば中に潜り込んできた。
「っ……テメエ…やめ…ろって…」
「忍。」
「っ……クッソ…なんで…名前なんだよっ……」
「ご自分でも分かるでしょう?こんなに震えてカタカタしているのに…。この私が何もしないと思っていらしたのですか?」
「(無視かよっ!!!てか、俺子供じゃねえし!)」
優しい声で優しい顔で俺をあやすように、落ち着かせるようにギュッと正面から抱きついて背中をリズムよく叩いて寝かせようとする健人はいつもよりカッコイイ。
「今日…だけ…だからっ…」
「はいはい。傍に居ますので安心して眠りなさい。」
素直な忍様…。可愛い。
「だれっ…に指図して…ん……だ…よ…」
「お休みなさい。忍様。」
ハァ、本当に手のかかるお坊ちゃまだ。
嫌々言いながらもシャツを控えめに握って…
寝顔もこんなに可愛い…今すぐ喰いたいほど愛しい忍様…
本当に21歳なのか疑う程だ。
いつか、私でいっぱいにさせて過去の事など忘れさせてあげますよ…。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
暴言を吐きながらも心の中で感謝する忍可愛い。
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