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サイレントボーイくん voice..*にしおりをはさみました!
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サイレントボーイくん voice..*
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(空き教室遠いな…、この階あんまりないんだよな..)
空き教室でいいか、と言ったものの
この階の空き教室は部活で使われていたり物が沢山詰め込まれていたり、ゆっくりできるような教室はない。
(てかなんなんだ本当この絵は!? いくら小さいからって男にお姫様だっこされるとか普通嫌だよな...)
一向に喋ってくれないサイレントボーイくん。
気まずいせいか俺は頭の中で自問自答を繰り返す
と、とりあえず…… ,
「ちょっとごめんな」
少しでもこの体勢を変えようとサイレントボーイくんの足を床に着かせた
「お姫様だっこはないよな、ごめん
おんぶする?それとももう歩ける?」
若干おどおどして微笑みながら言った .
そっと、俺の制服に伸びてきた細い腕
触れるか触れないかの所でハッとして
その手をすぐさま下ろし顔を背けてしまった
「空き教室、探そっか」
そう言って見つめたサイレントボーイくんの背中
そこから見える耳は少しだけ紅に染まっている気がした
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