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カラおそ・6話『俺だけの前だけで良い...』にしおりをはさみました!
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カラおそ・6話『俺だけの前だけで良い...』
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カラ松から告白を受けてから自分もカラ松の事が好きなんだな...と気付かされ二人は両思いに。
カラ松の優しい愛の温もりが東郷に犯された恐怖を薄れさせてくれたが、毎晩見る夢は東郷に犯された悪夢な為、嫌気と寒気が走り毎朝冷汗をかいてしまう。
チョロ松「おはよう、おそ松兄さん。今日も早いね」
おそ松「...俺が早起きして悪いか?」
チョロ松「ううん、そんな事ないよ。ただ感心して。」
おそ松「ふぅん....そっか」
チョロ松の感心したっていう言葉に気まずそうに受け取りつつも作り笑いで返事を返せば布団から出て窓を開け外の風に当たる。
ーーージッとしてボーッとしてるとどうしても、あのおっさんの顔が脳裏に浮かぶ...ーーー
顔色を曇らせながら空を眺めて弟達に心配かけさせないように自分なりに頑張る。
カラ松「おそ松...」
おそ松の後ろ姿を見ては元気がない事に勘づき、小さく小細い声でぽつりっと名を呼べば、長男は明るく気丈に笑って振り向く。そんなおそ松を見てぎしりっと胸が痛い
ーーーなぜ、笑う....ーーー
おそ松「なに?カラ松」
カラ松「いや、その....あぁ...今日は良い天気日和だから俺と一緒に散歩でもどうだ?」
おそ松「散歩...おう、いいな。朝飯食い終わったら行こうか!」
ケラケラっと明るく笑ってはカラ松の肩をポンポンと優しく叩きながら言うおそ松にカラ松は再び胸が痛みつつ『あぁ...』と頷く
居間
トド松「最近さ、おそ松兄さんとカラ松兄さんって仲いいよねぇ?」
カラ松「え?」
おそ松「は?」
一松「確かに俺もトッティに同感...」
十四松「えーっ?おそ松兄さんとカラ松兄さん仲がいいの?そうなの?」
チョロ松「つか、おそ松兄さんとカラ松兄さんは別に仲が悪いって言うほどじゃないじゃん?普通でしょう?」
トド松「そーだけど、なんかただならぬ仲の良さと言うか...」
チョロ松にそう言われては口を籠るものも眉を潜めては白ご飯を口に含み入れて食べながらそう言えば、おそ松は笑って
おそ松「なぁに言ってんだよ、普通の仲よしだって!なぁ?カラ松」
カラ松「あ、あぁ...そうだ。おそ松の言うとおりだ」
一松「ふぅん....まぁそう言うならそうなんじゃない」
二人の言葉を聞いてはそう返してモクモクと朝食を食べていく一松を見てはトド松は『そっか...』と返して深く聞かず食べはじめる、4人を見て安堵の息を吐くおそ松とカラ松。朝食が終われば、午前の10時半を家から外に出て、おそ松とカラ松は一緒に歩きはじめる。
ーーー本当、今日は良い天気だ...ーーー
雲1つもない青空を見てはおそ松は心の中で静かに呟く。カラ松はおそ松の横顔を見ては儚く空を眺めるおそ松に惹かれてはソッと手を伸ばしておそ松の手を握る...
おそ松「カラ松?どうした...??」
カラ松「よそ見して歩いてると危ないから...」
ーーー目を離したら居なくなっちゃいそうだから...俺が知らない場所で傷付く、お前は見たくない....ーーー
内心で呟きながら胸がズキズキ痛みながら
おそ松に心配かけさせないように優しく微笑みながらそう言えば、おそ松は眉を潜めて「俺、注意されるほど餓鬼じゃねぇし成人の大人だから」と不貞腐れて言うおそ松にカラ松は肩を小さく揺らして「あぁ...悪かったな」と言って歩き出す。
温かい風が二人の頬を撫でる。しばらく会話もなく歩いてればカラ松は息を小さく吐きおそ松の歩みを止める
おそ松「?」
カラ松「おそ松...なにも無理に元気に振る舞わなくて良いんだぞ?」
おそ松「....」
おそ松はカラ松の言葉を理解すれば目を逸らして口を閉ざす。
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