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チョロおそ3話『信じたくない気持ち』にしおりをはさみました!
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チョロおそ3話『信じたくない気持ち』
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チョロ松は瞳をスッと細めて手を掴んだまま離さずにじっと見つめ自分でも驚くほど冷たい声でおそ松に攻め寄る。
ポツポツ
雨が降る中でチョロ松の髪が濡れてく中、おそ松は目を逸らして困惑な顔を浮かべる
おそ松「なんで....そんな事を..」
チョロ松「うるさい...俺の質問に答えろよ」
ーーー分かんないよ、なんで俺がこんなに
おそ松兄さんに苛ついて詰めかけてのか...ーーー
握った手を僅かに強くすれば、おそ松は顔を歪め眉を潜める
ポツポツ....
ポツポツ....
おそ松「あ、あぁ...俺、カラ松の事...好きだよ。恋愛対象として...それもカラ松も知ってる...」
チョロ松「....っ!」
自分から攻めよって問い詰めたくせに
おそ松の口からそれを耳にすれば酷く顔を歪めるチョロ松。
おそ松「あ、....黙っていた事に苛ついてのか?なら、謝るよ」
チョロ松「.....違う」
信じたくもないが気が付いてしまった
俺はおそ松兄さんに対しての“好き”と言う2文字は
兄弟としてではなくて
恋愛対象としてなんだって事を
ーーーなんだ、俺はおそ松兄さんの事が好きだったんだ、だから...ムカムカしたり胸が痛くなったりした訳か...ーーー
おそ松「?違う、なら...なにで。つか、そろそろ傘を拾って...」
おそ松は目線をチョロ松から
地面に落ちてるチョロ松の傘に移す
チョロ松「おそ松兄さん....」
おそ松「...あぁ?」
視線をチョロ松に移した
おそ松の唇にチョロ松の唇を重ねて口付ける
ちゅ....
おそ松「!?んっ...ぅ」
チョロ松の突然の口付けに目を見開き
キスだけで口からは甘い声が漏れてしまう
ーーーちょ、チョロ松っ...な、なんで..俺、今...キスされて....ーーー
おそ松「っ...んん」
チョロ松「ちゅ....っん」
チョロ松の深い口付けは
おそ松の身体を甘い波を与える
数秒間の口付け....
チョロ松は静かに唇を離し熱が籠った眼差しで
甘い息を溢して頬を赤くしてる、おそ松を見つめる
チョロ松「...俺、気が付いたんだよ。初めは信じたくもなかったけど、おそ松兄さんの事を恋愛対象として愛してるって事を」
おそ松「っ...?!お、俺...カラ松の事が好きだって...言ったよな..」
チョロ松「言ったけど。おそ松兄さんがカラ松兄さんの事が好きでも..それでも俺はおそ松兄さんの事を好きだから...」
おそ松の手を優しく取り、瞳を優しく細めて真剣な声色で想いを告げて手の甲に唇を寄せてキスを落とす。
おそ松「っ....!ちょっ...!おまっ...チョロ松..やめろ...てっ」
相手がカラ松じゃなくても
口付けられれば恥ずかしさで頬を紅潮させて
チョロ松の事を直視出来ずにいれば
チョロ松は「好きな奴が目の前にいるだから仕方ないだろう...。これでも一応抑えてるだから...」と小細い声で返して
チョロ松「さぁ、帰ろうか...」
おそ松「っ~....お、おうっ....」
傘を拾ってはおそ松の手を繋いでくるチョロ松に不意にドキっとして、ぎこちなく返事をしては顔を背ける。
頬に帯びた熱い頬を冷えた雨が冷やす
ーーー家に着く前に頬の熱、冷めてくんねぇかな...ーーー
おそ松は雨が降る空を眺めてソッと内心で静かに呟いた
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