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戸惑いの芽生えにしおりをはさみました!
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戸惑いの芽生え
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俺様がユニット入りを認めてやっただけあって顔は悪くない
程の良いパシリにもなるし 身体の具合もまあまあ
晃牙に対する気持ちなんて 本当にこんなもんだった
「…さくま…せんぱい…」
上手く出来た時にご褒美をやるのは
飼い慣らす上で かなり重要な事だ
物欲しそうに俺を見つめる晃牙にフッと笑いが込み上げる
「何だよ キスでもして欲しいか⁇」
俺様がそう問いかければ
恥ずかしそうに目線を斜め下に向ける
「…おい 晃牙」
色素の薄い髪に手を差し込んで わざと耳元に口を寄せた
「ちゃんとおねだりしろよ…」
ビクッと身体を震わせれば 中も締まって良い感じになる
そっと俺様を見上げるながら 眉を下げた表情に
自分の中の欲が 満たされていくのを感じた
「…き…きす……して…ほしい…です…」
「しょうがねぇな」
顎を持ち上げると お望み通り唇を重ね
人にしては鋭い犬歯に舌を這わせた
コイツの唾液は中々美味くて
口の端から垂れたモノも指で掬い取って自分の口に運んだ
「…動くぞ」
「んんんん‼︎」
止まっていた行為を再開させると くぐもった声が漏れる
流石に初めては痛いか…
嘸かし 苦痛の表情でも浮かべてんだろう
その顔を見てやろうと 下を向いてしまった俺は
思わず腰の動きを止めた
「…さ…くま…せん…ぱい…」
「………」
眉間に皺を寄せて 涙を流す姿は確かに苦しそうだ
でも 口を引き結んで耐えるその顔に
妙な健気さを見た様な気がした俺は
心臓が鷲掴みにされる感覚に 眩暈を起こしそうになった
「⁇」
俺の動きが止まった事に疑問を抱いたのか
困った様に首を傾げる仕草に
全身の血液が沸騰してんじゃねぇかと思う程体が熱くなった
「…っ‼︎ 晃牙‼︎」
「あ⁉︎ ふ…うぅ⁉︎」
貪る様に口内を犯しながら腰を動かすと
未経験の快楽に 頭がくらくらした
「…う…あ…せ…せん…ぱ…」
晃牙が俺の制服を握り締めているのが分かり
普段だったら 舌打ちをするその行為にも
可愛いとしか思えなくて そんな自分が信じられなかった
「…晃牙…晃牙」
だって可笑しいだろ…⁇
セックスなんて 人間からエナジーを奪うだけの行為で
こんな気持ちなんて 知らねえよ
「あ‼︎ 朔間先輩‼︎」
キスしながら 手を握りあったり
わざわざコイツの良い所に当たる様に動いたり
こんなのいつもの俺様じゃない
「…晃牙」
粘膜から伝わる熱も 流れ込んでくるモノも
全部が愛おしくて 頭がおかしくなりそうだ
「せんぱ…お‼︎ おれ…も…」
「…ああ 俺もイキそう…このまま 出すぞ⁇」
俺がそう告げると 懸命に首を上下に動かしていて
その頭を撫でると 額にキスを落とした
本当に何だこれ… あり得ねぇっつの…
自分自身の中で悪態をつきながら激しく中を突き立てれば
淫らな音と共に 絶頂の波が打ち寄せてくる
「ああ‼︎ イク‼︎」
「…ん」
晃牙が脚を痙攣させれば 中が蠢き
俺から全てを搾り取っていく
言いようの無い脱力感に襲われながらも
もう一度口を寄せ様とした瞬間だった
乱れた晃牙のシャツから覗く 白い首筋に目が奪われ
激しい吸血衝動に襲われた
その皮膚の下にある赤い血液の流れが
鮮明に見聞き出来る様な気がして ゴクリと喉が鳴る
息を整える度に上下に動く身体はより一層魅力的に見えた
吸いたい 吸いたい 吸いたい 吸いたい 今すぐ 晃牙の血を
飲み干したい 喉が渇いた 潤したい 吸いたい 吸いたい
吸いたい 吸いたい 吸いたい 吸い尽くしてしまいたい
俺の脳内が こんな単語で埋め尽くされそうになり
必死で頭を振った
晃牙から離れたくて ズルリと結合部を引き抜くと
俺の精液に混じって 鮮血が滴り落ち
そこから目が離せなくなってしまった
「…せんぱい⁇」
こんな か細い晃牙の呼び掛けに
俺は 最低最悪な態度を この後に取ってしまったのだった
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