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姉上達の命令は逆らえない②にしおりをはさみました!
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姉上達の命令は逆らえない②
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「おはよう、ゆう。いつ誰がこの私を待たせていいと言ったのかしら?」
女神のように綺麗な顔を微笑ませながら、俺に理不尽なことをささやくこの人は、
正真正銘、俺の姉であり 現在は24歳の大手企業の受付嬢である
名前は 藤崎 杏里 〈フジサキ アンリ〉、
可愛い名前と見た目からは想像できないほど怒った時はとてつもなく恐ろしい
あまりの恐ろしさに俺が何も言えず黙っていると、その鬼は再度口を開いた
「それに ゆう?私、姉貴 なんて呼び方許したかしら?」
『……おはようございます、お姉ちゃん』
この鬼は自分が姉貴と呼ばれることを許してはくれない、俺はもうすぐ高校生だ、なのに何時までたってもお姉ちゃんと呼ばせるのでとてつもなく恥ずかしい
だが、俺の呼び方で少し機嫌が治ったのか、にこにこと本物の笑顔で笑いかけてくる
「ああああ!ゆう!本当に可愛いわ!萌えよね萌え!!食べちゃいたいくらい!」
… 食べられるのは嫌である
痛い、ぐろい、吐く。
人肉は食っても美味しくないと思うが (そういう意味じゃない)
「杏里?本題忘れてない?」
キッチンから聞こえた穏やかな声。
エプロンの裾で手を拭きながら俺の母親 藤崎 恵美〈フジサキ エミ〉が出てきた
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