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腐男子くん②にしおりをはさみました!
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腐男子くん②
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『ちょ...ご、ごめん。なんて?』
あまりにも聞き取れなかった俺は、もう1度聞いてみようとそう言った
「...( ゚д゚)ハッ!、い いや!なんでもないでござるであるよ!」
取り繕うかのように焦って変な日本語を話す彼、
(あー...そう言えば、姉が...)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ゆう、良い?クラスで、もし鼻息が荒くて一気に変なテンションで話してる奴がいたら、そいつはきっと〈腐男子〉よ。絶対に友達になりなさい」
『フダンシ?』
「まぁ、腐女子の男バージョンね」
『は?男でホモが好きって...そいつ、ホモなんじゃ...』
「馬鹿ね、ゆう。いいこと?腐男子はあくまでそのBLを鑑賞することが好きなだけであって、恋愛対象は普通の女の子であることの方が多いのよ。まぁ、色々な腐イベントを熟知しているでしょうし。色々と助けてくれるだろうから、友達にならなきゃだめよ?」
『ア、ハイ。ソーデスカ。』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(フダンシ...腐男子...)
姉に言われた言葉を思い出し、品定めするかのように目の前の男を眺める。
(鼻息荒い、OK。テンション高い、OK。日本語変、OK。あ、こいつ腐男子じゃん)
『お前、フダンシって奴?』
俺がそう聞くと、驚いたかのように一瞬目を見開き、すぐに目をきらきらさせて頷いた。
どうやら、目の前のこの男は腐男子らしい。よくよく見ると顔は整ってるし 頭良さそうだし...なによりなんか柑橘系のいい匂いするし...あれ、こいつ普通の学校で行ったら超イケてるリア充グループにいる奴じゃね。
こんな奴までホモだなんて...この世界終わってんな...。あれ、こいつは見る専門なんだっけ。
「そ、そういう君は、ままさか!腐女子の姉に無理やりこの学校に来るように言われて、怖すぎて逆らえず姉に萌えを伝える為にここへ来たとか!?」
え、待って、何コイツ、怖い怖い怖い怖い
え、え、めっちゃ当たってんだけど、え。
『な、なんで分かんだよ...』
「そんなの、腐男子の勘に決まってるJamaica!!」
(腐男子こええええええええええ)
皆さま、ヤッタネ。フダンシのオトモダチがデキタヨ。ワーイワーイ。
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