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転校生はとてもうざいにしおりをはさみました!
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転校生はとてもうざい
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時はめぐり巡って5月中旬
あの忌々しい入学式から早1ヵ月が経っていた。
あの日以来、とても地味かつ平凡に生活してた俺は、腐女子の皆さんが喜ぶような生徒会の奴らとの接点などなく、平和で退屈な日々を謳歌している
え?いきなり展開が早すぎるって?
んなこと知らねぇよ。書く事なかったんだろ
なんてったって地味に平凡に生活してたからな
俺は今、自分の寮の部屋でゆったりと寛いでいた
2人1部屋でルームメイトは腐男子くんか生徒会の奴ら...などという、腐女子が喜ぶ王道展開などなく
1人1部屋、しかも無駄に広くキッチン、トイレ、お風呂付き、という...。こういう時だけお金持ち高校は楽である
俺が朝のモーニングを楽しんでいると、ドンドンドンドンッと慌ただしく扉を叩く音がきこえた
『祐ちゃん!祐ちゃん!大変だ!』
実に近所迷惑な騒がしい声が聞こえ、何事かと慌てて扉を開けに行く
(こんな時間に誰だよ...。いや まぁ、朝から来るような非常識な奴はアイツしかいないか。)
ガチャっと扉の鍵を開けてやると、待ってました!とでも言うように即座に扉が開き 男が入ってくる
『それで?大変ってどういうことだよ』
リビングへと足を進めながらそう聞くと、興奮した様子で男......腐男子くんは「とても重要なことなんだ!」という
・腐男子︰大鋳 真一〈オオイ シンイチ〉
見た目はイケてる普通の男子に見えるが実は同人誌を何枚も持っている根っからの腐男子。
端正な顔立ちからファンクラブがあるが、本人はノーマルらしい。
『だから、その重要なことなんなんだよって』
コイツ黙ってればかっこいいのにな...などと思いながら言うと、真一は〈重要な事〉であるらしいものの正体を教えてくれた
「だから!今日 転校生が来るんだぜ!!!」
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