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会計×美少年にしおりをはさみました!
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会計×美少年
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ーーーー「ゴミクズども」、その声はここ1ヵ月で初めて聞いた声色だった。
最初はいつも通りのチャラけた口調だったのに、急にガラリと変わった雰囲気。驚きで固まる俺と男達を見つめながら、いつも浮かべる笑顔じゃない冷ややかな笑顔で近づいてくる、ソイツ。
「なっ、んでアンタがここに……っ」
気持ちが悪い笑顔を浮かべていた男は、さっきのが嘘のように顔が青ざめてる。
「ええ〜?なんでだろうねぇ♪てかさ、俺 お前らと話したくないんだよね……ねぇ。俺 祐たんと話したいの、出てってくんない?あ、それとも……お前らの存在自体、俺が消さないといけないぐらいおバカさんなのかなぁ?」
口調は明るいのに、声は驚くほど冷たい…。
その男から放たれる殺気でこの部屋の温度が2~3度下がったかのような錯覚を覚える
「ひっ、ひいいぃいい!!」
「ッ!?ちょ!ヒロ!置いてくなよ!!」
1人の男が耐えきれず逃げたのを始まりに、後を追うかのように男達が我先にと逃げ出した。
……俺とその男、2人だけになった空間。出ていった男達の煩い足音がだんだんと遠くなり、やがて何も聞こえなくなった。
「…祐たん大丈夫?」
静寂を破ったのは、男の方だった。
動けない俺に近づき縛られていた縄を解き、さっきまでと全く違う優しい声で言った。
『あ……りが、とう…』
縄を解かれた瞬間、我慢していた恐怖が体を震えさせる
ぎゅ……
突然抱きしめられた体。驚きで目を見開いた俺に、
その男ーーー生徒会 会計、廣瀬 遼(ヒロセ リョウ)は、ふんわりと暖かい笑顔で笑った
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