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風邪を引きました。③にしおりをはさみました!
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風邪を引きました。③
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『ごめんな。何日もベット独占しちまって。』
高村の部屋にお邪魔して数日がたった。風邪は大分落ち着き、回復へと向かっている。
この数日間、高村わんこは甲斐甲斐しく世話をやいてくれた。
「だ…じょぶ、だよ?具合…どう?」
たどたどしい言葉も、心配して眉を下げるところも、とても可愛く見える。
俺は軽く笑いながら高村わんこの頭を撫でた。
『ほとんどもう元気だよ。高村が世話してくれたお陰かな、ありがとう。』
俺がそういうと、尻尾をぶんぶん振って喜ぶわんこ。(悠ビジョン)
『てかさ…、風呂借りてもいい?汗臭くて…。』
ここ数日、ちゃんと風呂に入れてない。さすがにベタベタして気持ちが悪かった。
「…ん。いーよ、」
『ありがとう』
高村からの許可を貰い、俺は早速風呂場へと向かう。寮はどの部屋も同じ間取りらしく、難なく風呂場へたどり着くことができた。
泊まってる時、高村の服を借りていた俺は、ぶかぶかすぎる服(Tシャツにボクサーパンツ)をぬぎ、シャワーを出す。
身体を洗っていると、風呂場に入ってきた高村がくもりガラス越しに、声を掛けてきた。
「服…ここ、おいとく...ね?」
『...あぁ。ありがとう。』
俺がお礼を言うと、高村は風呂場を出ていく。
ペットみたいに可愛い高村わんこを思い出し、自然と笑みが漏れる。
『高村…いい奴だったな。』
そろそろ迷惑だろうし今日は部屋に戻ろう…などと思いながら、数日ぶりの風呂を俺は楽しんでいた…__。
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