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風邪を引きました。④にしおりをはさみました!
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風邪を引きました。④
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「悠ちゃ...、ご、飯できた、よ。」
服を着て風呂場から出た俺に、高村が声を掛ける。
どうやら、俺が風呂に入ってる間に作ってくれてたらしい。
『ごめんな。嬉しい、助かる。』
丁度お腹が減ってた俺は、喜んで高村が待っているテーブルへと歩いていった。
席について、料理を食べる。
『うっま...。高村は料理がうまいなぁ。』
ここ数日で発見したこと。...高村は料理が凄く上手い。
風邪引いていた時に出してくれたお粥も凄く美味しかった。
見た目無口な大男なのに、可愛くて料理も上手いとかギャプ萌えでモテそうだな...なんて。
「そ...?よか、た。」
『あ、そうだ。今までありがとうな、俺 今日もう帰るよ。』
「......え?」
俺が帰ることを伝えると、スッと無表情になり、高村の料理を食べていた箸が止まる。...が、それも一瞬のことで。
「そ...か、あ...飲み物なか、った。持、てくる。」
次の瞬間には何事もなかったかのように、笑みを作った。
『あ、頼む。』
そんな、高村の変化に気づかなかった俺は、お茶をもって来てくれた高村を有り難く思いつつ、一気に乾いてた喉を潤した。
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『ん...__。』
台所の方で、食器を洗う音を聞きながら、俺はソファに座っている。
凄く...眠い。襲いかかる猛烈な眠気に、俺は首をこくこくさせていた。
キュッという蛇口を捻る音が聞こえ、水音が止まる。
食器洗いを終えた高村が、ソファの方へと歩いてきた。
「悠ちゃ......?眠い、の?」
そう聞いてくる高村に返事を返す気力がない。
俺は睡魔に負け、意識を手放した...____
「くくっ、ちょっと薬強すぎたか?」と、高村が呟いていたなんて、俺は知らない___。
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