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『一節/8』にしおりをはさみました!
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『一節/8』
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土地勘ゼロのムツルと俺、この先にまったく進むことが出来ないまま宿屋で1泊してしまった。
ムツルの話では、この滅魔国には全部で4ッの都市があって、俺たちがいる第4都ってのは4ッ目の都市で、その中にはさらに12コの町で区切られている、という事が解った。
「土地勘ないくせによく解ったな」
「この町の地図を見たから」
「ふーん…つーか、どこに行くとか全然まったく決まらねぇな」
「そうだね…ボクもどうすればいいのか解らないし困ったね」
「困ったな」
「困ったもんだな」
「ぐあ!?」
「牙刃、変な声になってるよぅ」
いつの間にか1日ぐらい前に会った謎の鬼が現れていた、まったく気配がなかった。
てか俺気配を読んだこと一度もないけど、とりあえずこいつは。
「影がうすぃよテメェ」
「なんの事だよっ!」
「牙刃、この人」
「あぁ俺が一撃喰らわせた鬼だな」
「不意打ちだろ」
「あぁ?ならやるか?」
「いいぜ、受けて立つ!!」
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