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第六十話にしおりをはさみました!
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第六十話
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~罅~
今日もヘッドホンをはめて勉強する
耳元では男の先生が単語をつらつら言っている
最初は早いと思ったけど慣れた普通ぐらいだ
最近大智達も声を掛けなくなった
(話しかけているけど気づいてない)
プリントに付箋が貼ってある
ここは違うみたいらしい
ここは分かんないんだよな…
罅)「あれ…?兄貴?」
韵)「あ、やっと気づいてくれた~」
罅)「存在自体うざくて忘れてた」
韵)「酷い…(´;ω;`)ウゥゥ」
韵の後ろからひょこっと出てきたのは雛
離れろよ…どんだけくっついていたら気が済むんだ
罅)「先輩俺帰る」
ヘッドホンをして俺は部室から逃げるように出て行った
ほんとついてない…
罅)「…まじかよ」
なんでこんなに雨降ってんだよ…
いきなりすぎるだろ!
罅)「あーくそ!」
走って途中にあるカフェで雨宿りすることにした
カバンからタオルを出して濡れた所を拭く
すると聞きなれた声が聞こえてきた
韵)「雛…自分のがあるんだから自分の使えよ…」
雛)「ひ…ひひひひ人が…!」
くっつくなよ…イチャつくなよ…
あーイライラする
ヘッドホンを治して走って帰ろうか悩む
???)「罅…?」
罅)「大智?なんでここ…」
大智はカフェのエプロンのまま出てきたみたいだった
大)「ここ俺の家なんだ」
罅)「あ、じゃあ伽羅さんの実家…」
大)「そ、ってか濡れてんじゃねぇか風呂貸すから入れよ」
韵)「いいよ家で入るし」
大)「母さん!!!」
韵)「聞いてないし…
」
大)「いいってさ入れよ」
韵)「じゃあ…ありがたく…」
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