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馴れ初め 8にしおりをはさみました!
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馴れ初め 8
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そんなことを繰り返しながら、ヒュウはじりじりと間合いを詰めていった。
「…ふ…」
クァナがキスの合間に息を漏らした。
ヒュウはそれを聞いて、そろそろいいかなと考え、再度キスすると、わずかな力でクァナの唇を舌先でつついた。
ぴくんとクァナの肩が震える。
「嫌か?」
クァナはほんのり上気した頬を隠すようにして首を横に振った。
「ヒュウの唇…気持ちいい」
初めて気持ちいいと言った。
ヒュウは少し驚き、小さく笑うと
「じゃ、続きだ」
唇を合わせ舌先をクァナの唇に押し当てた。
薄くクァナが唇を開く。
遠慮がちにその隙間にヒュウは舌を入れた。
深くは入れない。
唇の表面を軽く舐めるだけ。
クァナが小さく震えたがヒュウはそれが嫌だからなのではないと感じ取り、キスを続行した。
ゆっくりゆっくり侵入する。
唇の裏をそっとなぞるように。
そうしていると、ヒュウの舌先に何か柔らかいものが当たる。
ぎこちなく震えるそれは、クァナの舌だった。
クァナがのってきてる。
ヒュウは嬉しくなって、それを舌でつるりと撫ぜた。
いつの間にかクァナの腕がヒュウの首に回され、背に触れる指が不規則に震えている。
少しずつキスが深まる。
クァナは抵抗しないどころか、むしろ徐々に積極的になっていた。
「クァナ気持ち良さそう」
小さく笑いながらヒュウが額と額をつけた。
息を弾ませながらクァナがうっすらと目を開け、
「気持ちいい」
と濡れた唇から言葉をこぼれさせた。
「ヒュウは上手」
満足そうに笑ってヒュウが囁いた。
「じゃ、もう一回」
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