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変化 2にしおりをはさみました!
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変化 2
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みどりは母の電話後、数日間頻繁にポストを覗くようにした。出所に関するハガキや、封筒が来てるかを確認するためだ。
きいろは、ポストを早々見ないといっても、変に勘のいい、きいろを思うと油断できなかった。
きいろは、知らない番号の電話にはでないから大丈夫。
母には、きいろにはきちんと話し、きいろは会いたくないと言っていると伝えた。
なにもかも後ろめたかった。
鍵をあける音がする。きいろが帰宅した。
「ただいま、みどり。今日ごはんなんなの?あれ、みどり顔色悪いよ、大丈夫?」
きいろは、俺の顔を覗き込んできた。
「おかえり、きいろ。大丈夫。疲れてるんだ少し」
きいろは、心配そうにおでこをひっつけてきた。目の前に端正な顔が近づいてくる。
「熱はないね。疲れてるなら俺が作るよ」
そういうきいろの腕をつかむ。
「大丈夫だから。すぐ作る」
きいろを守ると決めたんだ。どんな手を使ってでも。あいつの存在はいらない。
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