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みどりは、案内され、居間に通される。
大きな食卓に、パスタやサラダ、パンやビーフシチューなどが並んでいた。
先生の家には、暖炉があった。きっと、これだけ大きな家だ。あるのも当たり前なのかも。
「わぁ、おいしそう!いい匂い?!」
きいろは、くんくんと匂いをかいでいた。
すると、台所の奥からバラ模様のエプロンをつけた初老の綺麗な女性がでてきた。
「私の妻の志穂子だよ。こちらは、私の大学の愛弟子のきいろと、彼の友人のみどりくんだ」
「志穂子と申します。はじめまして、今日は遊びに来てくださり、とても嬉しいわ。とても可愛らしいお兄さんたちね」
先生とよく似て、柔らかく笑い、おっとりとした優しそうな女性だった。
「今日はお招きありがとうございます。月島きいろです。いつも、先生にはお世話になってます」
きいろは、頭を下げながら言った。
「きいろの友人の斎藤みどりです。薬科大学に通ってます。赤江先生とは今日はじめてお会いしました。今日は、よろしくお願いします」
俺も同様に挨拶する。
「まぁ、お名前もとても可愛らしいこと。さぁさぁ、席に座って頂戴。あと、堅苦しくなく、楽しく食事しましょ。息子たちももうすぐ帰ってくるわ」
そう言って、志穂子さんに座るように勧められた。
「きいろくん、みどりくんお酒はいける口かね?ワインを準備したのだけども」
赤江先生は、嬉しそうにワインを掲げた。
目に入るラベルが高級なことを示していた。
「あなた、飲むことばっかり!息子たちが帰ってくるまでもう少し待ってあげてくださいな。」
志穂子さんがそう言ったと同時に玄関が開く音がした。
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