アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
始まりにしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
始まり
-
俺、中村翔(なかむらしょう)は小説の中に入ることができる。
「翔ちゃん待ってよぉー!」
甘ったるい声で話しかけてきたのは、友達の渋谷理央(しぶやりお)だ。小説に入ることができるのは、こいつの力のおかげなのだ。
理央はメイクをして、髪は茶髪に染め、スカートは短く。
普通に可愛らしい女の子・・・に見える。
「遅い」
「仕方ないでしょ!美鶴先生が話長いのが悪いの!翔ちゃんだって知ってるでしょ?」
確かに話が長いので有名だ。そしてハゲている。それが悩みらしく、中学になる娘にもハゲててキモいと言われたらしい。ハゲたらキモくなるのだろうか?
それよりはあのニヤニヤした笑いの方が問題だと思うが。
「それに先生に後からこの格好やめろって言われてさ!」
「まあ・・・仕方ないだろ。お前男だし」
渋谷理央は男なのだ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
1 / 154