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君との出会い②にしおりをはさみました!
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君との出会い②
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後ろを振り向くと、俺と同じくらいか下ぐらいの年の青年が立っていた
青年と目が会った瞬間……
ドキッと心臓の音がなり、ドクドクっと血液が速く流れる感覚
一瞬で理解した
こいつが俺の運命の相手か……と
そんなことを考えていると青年が俺の前まで近寄ってきた
「あの……、これ使ってください」
そう言って俺の目の前にハンカチを出す
「えっ?」
意味が俺には分からなくてその手を見る
手が少し震えてるし……
顔を見れば少し怯えた感じ
「あの、唇切れてます……あと、……見るつもりはなかったんですが……ちょうど通りかかって……」
そう言いながら、気まずそうに顔を伏せた
見てたのか……まぁいいや
「……ありがと」
俺がそう言って、ハンカチを貰うと気まずい顔から一変
きらきらとした天使のような笑顔になる
それと同時に空から光が差し込む
「あっ、雨止みましたね。通り雨だったのかな」
そう言いながらにこにことした笑顔を向けてきた
「あぁ、そうだな……」
何こいつ、表情がコロコロ変わるな
おもしろい
俺はいつの間にかこいつの笑顔に引き込まれていた
そして笑っていた
俺はこいつに聞こえないぐらいのため息をついた
今までの自分が馬鹿馬鹿しいと思ったから
こいつの笑顔を見て思った
こいつの笑顔をもっと見たい
こいつと一緒にいたい
だから、変わろう
だから、変えよう
運命だけじゃない
俺の一目惚れ
初恋の相手
絶対こいつを手放したくない
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